睡眠障害についていろいろと調べてみたのでまとめておく。
睡眠障害は睡眠中の行動異常や生物学的な異常をいい、
大別すると、・睡眠異常と・睡眠時随伴症に分けられるそうだ。
□ 睡眠異常
不眠とか過眠とか、今回とあまり関係なさそうなのでここでは割愛する。
□ 睡眠時随伴症
睡眠中の様々な異常行動
- 睡眠時驚愕障害(夜驚症)
- 睡眠時遊行症(夢遊病)
- 悪夢障害
- レム睡眠行動障害(RBD)
一般的な金縛り、いびき、歯ぎしり、うなりなども含まれるが、それほど関係なさそうなので割愛する。
□ 睡眠時驚愕障害(夜驚症)
夜驚症ともよばれ、睡眠中に叫び声をあげ、強い恐怖心、不安感、発汗、呼吸が早くなる、心拍数が上がるなどを起こす。
睡眠の初めのころの深い眠り(ノンレム睡眠時)に発症し、数分続く。
他人が覚醒させることができるが、覚醒後本人に記憶が無いか断片的。
一般的には子供に多く15歳ごろまでに症状は消える。
ノンレム睡眠中に覚醒しないで恐怖感情が動く。覚醒後なぜ怖いのかわからない。
当サイト管理人の場合、これに該当するのではないかと考えている。
□睡眠時遊行症
よく夢遊病と呼ばれる。子供に多い。
やはり睡眠の初めのころの深い眠り(ノンレム睡眠時)に発症する。
睡眠中に歩きまわるなどの行動が数分から1時間続く。
このとき他人の話しかけなどには反応せず、覚醒させることは難しい。
翌朝覚醒後このことの記憶が無い。
大人になるにつれ改善することが多く特に治療を必要としない。
□悪夢障害
レム睡眠中に恐ろしい夢、不安や恐怖を感じる夢を見て目覚める。
内容はおよそ記憶している。
やはり子供に多く、加齢とともに改善する。
原因としてはストレスやトラウマ、REM睡眠が増えるなんらかの要因があるなど。
□ レム睡眠行動障害(RBD)
レム睡眠中は体は寝ていて脳は覚醒状態に近く、多くは夢を見ている。
レム睡眠行動障害(RBD)の場合、夢のとおりに体が動いてしまう。
夢を見ながら夢のとおりに暴力を振るうなどで周りに迷惑をかけたり怪我をしたりする。
目覚めると夢を覚えていることが多い。
はじめは、けんかや追いかけられる夢をよく見るようになり、
叫ぶ、泣く、笑う、寝言、殴る、蹴る。
寝言、歯ぎしり、いびき(一晩中)
怒鳴る、悲痛な寝言、うめき声、
立ち上がる、動き回る。
などの症状がだんだんとひどくなり、
数ヶ月後大声を出して暴力を振るうようになる。
RBDは覚醒させるとすぐ目覚め、夢の記憶がある。
せん妄は目覚めない。意識障害で夢の記憶がない。これは判断基準である。
およそ60%は原因不明で、パーキンソン病、脊椎小脳変性症、脳幹部の脳腫瘍、オリーブ橋小脳委縮症、レヴィー小体病などの前駆症状のことがある。
脳変死疾患の前駆症状としてはRBD患者の2/3が11年後までに発症するというデータもある。
またアルコール、睡眠不足、ストレスとの関係も強い。
50~60代男性に多い。
クロナゼパムで軽快することが多い。
管理人の場合、一度だけ夢に化け物が出てきて蹴っ飛ばしたら壁を蹴ってしまい足が痛くて起きたことがあるが、ちょっとRBDとはちがう気がする。まだ寝ぼけの範疇と考えたい。
あなたも逃げたいのに足が動かなくてやっと動いたら何かを蹴っ飛ばしてしまったことはないだろうか。